にこ乳がん記録帖

今好きな本 つると

2016年です。

昨年の今頃はまだケモの最中でした。
と言っても8回中7回終わって、1月の中旬にラストケモでしたので、心の中ではケモは終わっていたかもしれません。
2月に手術して、全摘、リンパ郭清。
リンパに7個も癌が見つかったので、放射線治療とハイリスクのフルコース治療を行い。
6月にやっと全治療が終わりました。
それからホルモン治療だけで、経過観察中。
12月に9ヶ月検診を無事通過。
体力はドンドン回復してます。

しかし、癌患者なら誰しも思う、再発の恐怖。
これは結構あって。
考えてもどうしようもないことなんだけど。
どうしてもね。

ついこの間、京都に一人旅に行って、
行きたかった一乗寺の本屋さんに行きました。
そこで見つけた本。

つるとはな 創刊号


不定期に刊行しているらしい雑誌です。
大人の方々のインタビュー記事が丁寧な言葉で丁寧に作られている本です。

インタビューされている方は老年の方もいるし、老年よりちょっとだけまえの方もいます。
その方々にこれからのことを最後にインタビューしています。
姉妹でがんばって生きてる方々には、
どちらかが先に死んでしまったらどうするのか?
ご夫婦にも。同じ質問をしてみたり。
1人残された方にも。

皆さんの答えは見事にポジティブです。

寿命はあとどれだけかわからない。
でもこれから先のことは考えない。

ポジティブな方は、先のことを考えないようです。

もちろん、私のようなまだ子どもが小学生という方はこの本には登場しません。
ある意味身軽な(!)方々です。
でも、やはり、どんなに生きていても忍び寄る死は怖いはず。
お年を召されればそれだけ現実的になってくるでしょうから、多分私よりも死について考えた時間は長いのではないかと思います。
そんな人生の先輩たちに、残りの人生をどのように生きるか。

色々教えてくれる本です。

この本の中に脳研究者の池谷裕二さんのインタビューがあります。
安心して、不安でいよう!
という題名です。
その中の一節。
不安から逃げるのではなく、不安になって当然なんだと受け入れた方がいいと僕は思います。逆にしっかりと不安を持ってくださいとすすめたいくらいです。 〜中略〜
大事なのは不安を自分のものとして吸収すること。不安も人生の一部ですからね。
〜中略〜
悩みやつらさ、悲しみという感情を調合しているのは脳の神経細胞です。僕らが不安を感じたり悲しみに打ちひしがれるのも、すべて脳内における化学反応の連鎖の結果として生じたものなんです。
だからどうにも不安に耐えられないときはこれも所詮はただの化学反応か、と思ってみてください。楽になりますよ。

ポジティブだけではいけないようです。
でも、ネガティヴだけじゃ面白くない。

ネガティヴに苛まれて苦しくなったら、
これは脳の化学反応なんだからって、
客観的にみるのって、素晴らしいです。

残りの人生を不安に思うのも仕方ない。
それはそれで歓迎して、
でも本質はポジティブに。

今年はこれで、過ごしてみようと思ってます。



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