にこ乳がん記録帖

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癌の検査 最後

初診 、マンモ、乳房のエコー(6/20)     
腋リンパエコー(6/24) 

この3つで7月4日に癌と告知!

告知後にいきなり、検査
血液検査(腫瘍マーカーをみる)、細胞診(左乳房と腋)、胸部エックス線(7/4)
MRI(乳房のみ)、バコラ生検(右乳房) (7/15)
心電図、腹部超音波、骨シンチ(7/18)
血液検査(追加) (7/23) 

追加として
心臓エコー(心臓が傾いていたので、追加の検査)(7/28) 
マンモトーム生検(左石灰化部分)(8/6)


以上の検査で、正式に癌の性質を伝えられる。
 右
 硬癌 3㎝
 リンパ転移あり
 ホルモン陽性 
Her2 +1
癌の顔つき 1 
Ki-67 high

 左
 問題なし

心臓も問題なしということで、化学療法も耐えられるという結果がでました。
ここまでで、2ヶ月。長い!

 

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なぜ。健康診断を受けていてもリンパ転移していたのか?

7月29日、主治医の先生に初めてお目にかかって今までの結果とこれからの治療方針を伺いました。
主治医の先生は予想よりも若くて、明るい感じの良い先生でした。
質問にもはきはきと答えてくださって、これから長くおつきあいできると確信できる先生でした。

病状については、以前から伝わっていたように
右は硬癌 
乳頭に近いところにある3㎝から4㎝
リンパ転移あり(乳頭に近いところにある癌は転移しやすい)
術前化学療法が必要

左は問題なし。

というものでした。

せっかく主治医の先生にお目にかかったのだから、ずっと伺ってみたかったことを2つほど質問しました。

1)検診センターでは1.5㎝と言われた腫瘍がここの病院にきたら3㎝とか4㎝と言われている。これはなぜか?
 待っている間に増殖して大きくなったのか?

  これは、計測の仕方の違いだそうです。
  私の癌はしこりの下にぼーっと広がっているタイプの癌なので、どこまで計測するのか判断に困るものであるとのこと。
  検診センターは上の腫瘍の部分だけを計測して1.5㎝と報告したのだろうということ。
  待っている間に成長するほどのすごく早い増殖能はないので安心してとのことでした。

2)昨年のマンモでは異常なしだったのに1年でなぜこんなに進行してしまったのか。
  
  これは一番伺いたい内容でした。
  先生が、昨年のデーター(検診センターから渡されたもの)を見てくださいました。
  自分が見ても、癌は見当たらないとのことでした。
  今年のマンモーを見てもかなりぼーっとしているので見落としやすい(でもしっかり癌なのです!)タイプであったと思う。
  じゃあ、半年前に検診を受けていたら、わかったかもしれないけれど、何ともいえない。(そりゃそうですね)
  
3)1年前にエコーを受けていたらわかったか?

   それもわからないと先生はおっしゃっていました。
   1年前はかなり小さいと思うので無理じゃなかったのかと思う。
   半年前なら、見えたのではないかと思うんですけどね。と困ったようにおっしゃいました。


1年前と言っても、今年は例年よりも早く予約がとれて、11ヶ月目の検診だったんです。
それでもこれだけ進行していた。
運命というか、なんというか。

しこりをみつけて、病院に行く方も多いと聞きますが、私は未だにしこりを自分で感知できません。
医師にも、
「乳頭の下で、下にぼーっと広がっているタイプなのでこれはなかなかみつかりませんね。」
と言われました。

乳頭の形がちょっと横を向いたなあと思った時。(それがいつ頃からだったか覚えていないのです)
それが、身体がだしてくれたサインだったのでしょう。

でもしこりはないし。
毎年検診は受けているし。
健康に自信のあった私は、なかなか病院に行くことはしませんでした。
身体が出したサイン。

受け止めてあげればねえ。
またまた治療は楽になっただろうに。


癌の検査 その2 検査の前に、まずは告知

電話予約してから2週間。待ちに待って。
初診の日(6月20日)乳のエコーとマンモ(6枚)
6月24日に   リンパのエコー
7月4日に 途中結果の報告がありました。

この病院(乳腺科だけかもしれない)は、治療が始まるまで(つまり癌と確定するまで)は、当番制で医師がくるくると替わります。

しかも、みるからに新人風の先生方が、順番に患者をさばいていっているという感じです。

私の場合も初診は、本当にはいったばかりの初々しさが残る、女医さん。
一生懸命、誠心誠意言葉を選んで、でもミスしないようにと対応してくださいました。
初診の先生の説明では、今回の検査(マンモとエコー)癌の可能性があるのかないのかの方向性がわかる。
それをみて、その先の検査を始めるということでした。
方向性がわかるのね。じゃあ、結果は7月の終わりなんだ。
と自己判断してしまった私は、かるーい気持ちで1回目の検査結果を7月4日に一人で聞きに行ってしまいました。

今度の先生は、それなりに慣れているようで、でも新人って感じの女医さんで。
ものすごく明るく対応してくれます。
こちらも、今回は方向性だけと思っているから、軽ーい気持ちで応対していたのですが。


女医さんは、パソコンの画面を見ながら、すごいスピードで話始めました。
そして、明るく、
「これはこうなってますから、右はがんですねえ。で、左はですねえ、、、」
と話を途切れさせません。

癌?って言った?今あなた、癌?

とこちらが、頭の中でぐるぐるまわっていても、女医さんは話を止めず次々と説明をつづけています。
「癌って、癌だよねえ。ポリープとは違うよねえ。取ればいいってもんじゃないよねえ」
と、頭がぐるぐる。
そこから先の女医さんの話は断片的にしか覚えていませんが。
とにかく、しゃべり続けています。止まらずに。
学会発表じゃないんだから。。。。と思いながら、こちらは聞いていましたが。

断片的に聞いた記憶ですが。

右は硬癌 3㎝
(検診センターでは1.5㎝だったが、広がって映っているので、大きさが確定しにくいとのこと)
右腋リンパにも3カ所ほど腫れているところがある。

左はしこりあり。しかし、これは沪胞の可能性もある。
(癌である可能性は50パーセント)
癌であっても、非浸潤癌の可能性が高い。

一通り、しゃべり終わった女医さんは
「何かしつもんはありますか?」
と、にっこり笑っておっしゃいました。
(形だけでも、大変ですよねえ。という表情すればいいのにと思ったのですが、本当ににっこりしていらっしゃいました)

頭の中をぐるぐるしながら、質問したことは
「今後の治療はどうなるのでしょう?」

女医さん、表情変えず(つまりにっこりしながら)
「術前化学療法ですね。6ヶ月。小さくないので、手術前に小さくしてから取った方が良いので」

決定的な質問をどきどきしながら聞いてみました。
「まだ検査はあると思うのですが、これはもう癌と考えて良いのでしょうか?」

女医さん、ますます目を細めてにっこりして
「はい。癌であると思っていただいて結構です。」

15分の診療時間でしたが、10分診察室にいたでしょうか。
心を込めて診察すると、長くなるし、
こうやって笑顔で告知するのは、患者がしゃべる気なくしてさっさと帰ってくれるから良いのでしょうか?
とにかく、癌ということだけで、ショックだったし、何よりこの女医さんの笑顔を見るのはもう嫌!と思ったので、
そそくさと診察室をあとにしました。

外にでてお待ちください。ということだったので、ぼーっとしながら、ソファで待っていると
看護婦さんが、「癌の治療のてびき」なる冊子を持ってきてくれました。
看護婦さんは、癌という言葉は一切つかわず説明を続けてくれました。
説明しながら、理解しているかを時々とめて、聞いてくれて。
わかっているようだと思うと次の話に移動します。
決して同情することはなく、淡々と話をすすめてくれますが、声に明るさがあるのでこちらは救われました。

新人を少し卒業したような女医さんと、ベテラン(っぽい)看護婦さん。
これがベテランってもんだなと痛感しました。
癌の患者は、それでなくても心を痛めてる。そのときにどうやって寄り添うか。
それも、的確に寄り添えるか。
他の病院にはない、難しいところなのかもしれません。

さて、癌と告知されてから、癌がどれだけ広がっているか。
また、多分大丈夫と言われている左の乳は、本当に大丈夫なのか。
ショックを受けながらも、休む暇はもらえません。
検査がどーんと入ってきました。
そのつづきは後ほど。

癌の検査 その1

検診センターで、病院行きを指示されて、
東京の癌専門病院に検査に行きました。

予約の電話を入れてから、2週間待って(ものすごく混み合っていて、これでも短いそうですと言われました)
やっと初診にたどり着きました。

この病院のシステムは変わっていて(もしかしたら、乳腺科だけかもしれません)
初診から、告知までは、担当の医師がいません。
すべて当番制で、初診の医師も、1回目の検査結果を知らせる医師も2回目の最終の結果を知らせる医師も別の医師でした。どちらかというと新人に近い医師が順番性で行っているようです。
病気が確定したところで、主治医が決まります。主治医も病院の方で決められます。
(先生の希望はそれなりに聞いてくれるようですが、原則病院が決めるようです)

さて、初診では、簡単な問診のあと、マンモとエコーが行われました。
これは、医師は全く関知せず、検査技師の方がすべて行っていらっしゃいました。
マンモも問題の右乳は、圧を強くして行い(でも、痛みはそれほどではなかったです。上手なのかな)
方向も、いつもよりも多い数で行っていました。
エコーは、左右の乳は、同じですが、別に時間をとってリンパのエコーも行いました。

マンモは痛いけどエコーは痛くないから楽!と思っていましたが、
エコーは、異常を確認すると、時間が長くかかります。
もちろん、技師の方は、悪いところがある!なんて教えてくれませんから。
こちらは雰囲気で察知するしかありません。
何もないところは、本当にさーっと過ぎていくのに。
異常だと思ったところは何度も何度もさぐっている。そして撮影して、時間がかかります。
腋のリンパのエコーの検査も左乳も首も胸のところもさーっとすんだのに。右の腋のところはえらい長い時間をかけて検査しています。
「なんか長くない?でも私の思いすごし?」とこちらは、不安に思いながらも良い方に良い方に解釈しようとしていましたが。
終了したとたん、検査技師の方が
「長くやってごめんなさい。大丈夫だった?」とねぎらいの言葉をかけてもらいましたが。。。
それは、「悪いところがあったから時間がかかったのよね」という、言葉でもあり。
そのおかげでリンパ転移がわかってしまいました。。。。
マンモなら、悪かろうと良かろうと同じ時間で終わってしまうのでこちらは何の想像の翼を広げる必要はありません。
しかし、エコーは、やっている間中心配で心配で。。。。
本当にエコーは嫌いです。

病院選び その2

検診センターに勧められた病院に予約して、3日後の受診を待っている間。

もし、癌であったら何処の病院にかかろうかと考えていました。
昔から、癌になったらこの病院に行こうと思っていた病院がありました。
東京にある癌専門病院。
癌になったらここが良い。と何人かの医療関係の知人から言われていました。但しその頃のその病院はとても古くて、病院食もマズイらしい。。でも、命の問題だからその位は我慢しなくちゃね。と、笑いながら話をしていたのですが。
治療は問題ないとしても、ちょっと遠い。我が家から2回の乗り換えを経て一時間半はかかります。
乳がんを経験した友人に相談してみました。
「ちょっと遠いと思うけど。放射線療法なんて毎日35日通うのよ。身体は弱ってるし、キツイんじゃないかなあ。」

確かに。
その通りです。
子どもはまだ小学生。
通うのは、1人の場合が殆どです。
その中で、時間をかけて、通うべきなのか。

1人では決められず、夫に相談してみました。
夫は、即答しました。
「遠いからって、良い病院を避けるのはおかしいと思う。別に通えない距離じゃないし。僕もこの病院が良いと思う。」

検診センターから帰ってきて、インターネットで癌のエコーの情報を見ていて、「まさかあ」と思っていた感覚が「もしかしたら」と思うようになってきていました。
検査でシロは難しいかもしれない。
なら、初めから治療する病院の方が良いかも?

そんな時思い出した友人がいました。
専門は違いますが、癌専門の医師です。
専門家に聞いてみようと、夫が言い出し、いつも行動がゆっくりの夫が(ゴメン!)
そそくさと電話してくれました。

夫婦ぐるみでお付き合いしてもらっている友人とは、いつもはお酒の話やアホな話しかしていないのですが。さすが医師!検査結果を話すと、間髪入れずに意見を言ってくれました。

科が違うから、私が知らないだけかもしれないけど。と前置きしながら。
検査に行こうとしている病院は、乳がんでは専門ではないと思う。(え!)
できるだけ、専門の病院に行くべき。
遠いのが問題なら、もう少し近いところもあるけれど。と、いくつか病院と医師をあげてくれて。

検査をするにしても、医師だけでなく、検査技師も機器も専門である方が、後々の為にもよい。2箇所にいったら、重複して検査することになって、時間もお金も苦痛も伴うから。
行こうとしている癌専門病院は、日本一乳がんの患者が多くて、混み合っているから待つ時間はかかるから直線行った方が時間のロスが少ないかも。

さすがです。
いつもは、「なんか、真面目すぎ!仕事のことばっかり考えすぎ!もう少し、のんびり考えなくっちや」
なーんて。夫と陰口を言っていたのだけど。
すべてをごめんなさい!
もう、あなたを尊敬します!

友人は近いところも教えてくれましたが、思いこみの激しい私は、話をしている間に遠くても、東京の癌専門病院にしようと決めていました。

翌日。予約していた、近所の病院をキャンセルして、改めて東京の癌専門病院に予約を入れました。

しかし、予約できたのは、二週間後!
あー。長いわ。
これから検査結果が揃って告知まで、
約二ヶ月半!
治療(抗がん剤)が開始されるまで、
3ヶ月!

これは、選択が正しかったのか。
とにかく長い長い治療開始までの道のりが始まりました。

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